医療機関の在庫無し インフルワクチン 高齢者助成受付は休止
市内医療機関でインフルエンザ予防接種の在庫がなくなったことを受け、稚内市は高齢者等の助成受け付けを一時休止している。
今年は新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念されているが、10月1日から①65歳以上の人②60歳~64歳までの人で心臓・腎臓・呼吸器の機能の障害などある人を対象に受け付けを開始したインフルエンザ予防接種の助成だが、今年はワクチン接種を希望する人が6500人以上にもなり、市内で予防接種を行っている9医療機関では今月20日までにワクチンの在庫がなくなり、新規での受け付けを終了した。
市(健康づくり課)によると、一部の医療機関でワクチンを追加注文しているが、再入荷の見通しが不透明な状況だという。事前に予約している人のワクチンは確保しており接種できるとしている。
ワクチンの在庫がなくなり、高齢者の中には予防接種が出来ないことで不安に思う人がいるが、感染予防には予防接種のほかに、マスクの着用や手洗いが有効のため、日頃からの対策を徹底してもらいたいとし、既に発行済みの予診票は、ワクチン再入荷の際に使用できるため破棄せず持っているよう求めている。