2人目は中学生 稚内市コロナ感染者 更に1人感染の情報も

 道が5日午後、稚内市内の10代男性が新型コロナウイルスに感染したとの発表を受け、稚内市の川野副市長と表教育長は午後5時半から会見を開き、市内中学校に通う男子生徒が感染したことを明らかにした。
 宗谷管内で感染が確認されたのは7人目で稚内市民は2人目となる。
 感染した男子生徒は2日頃から発熱や倦怠感、鼻水などの症状があり、4日に稚内保健所が行ったPCR検査で陽性が判明。その日に市立稚内病院に入院した。
 会見で表教育長は4日朝に生徒の保護者からコロナ感染の疑いがあると学校に連絡があり、学校は4日午後から臨時休校に入っており、感染経路は保健所が調査しているが、男子生徒がこの1週間の間に管外に行ったことを確認していると説明。学校名については個人情報保護の観点から公表されなかった。
 また、男子生徒の濃厚接触者は教職員や生徒ら63人で、5日にPCR検査を行い、関係者によると、6日朝までに、検査を受けた全員が陰性だったことが分かった。
 表教育長は「感染は誰にでも起こりうるもので、本人や家族への誹謗中傷は決して許されるものではありません。市民の皆さんには理解頂きますようお願いします」と述べた。
 男子生徒が通う学校は17日まで臨時休校する。市教委は保健所と相談し18日以降に学校を再開させることを模索している。
 これとは別に働き盛りの男性が感染したとの情報が市民の間で流布されている。

「不安な場合は直ぐ相談を 保健所がコロナ感染防止で」
 新型コロナウイルス感染者が市内でも発生していることを受け、稚内保健所は感染者を増やさないために、発熱がある場合や体調がいつもと違う場合には仕事や学校に無理して行かず、掛りつけ医などに相談するよう呼びかけている。
 息苦しさ、強い倦怠感、高熱が出た場合や発熱、咳など比較的軽い症状でも高齢者や基礎疾患があると重症化することがあり、4日以上続く場合は電話相談するよう求めている。
 相談は掛りつけ医または北海道新型コロナウイルス感染症健康相談センター(☏0800~222~0018)で24時間受け付けている。

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