サケが柵壊しトベンナイ川を遡上 死骸多く悪臭放つ
宝来地区を流れるトベンナイ川に遡上したサケの死骸で周辺に悪臭が漂い、近隣住民から「臭くて大変」と苦情が出ている。
遡上防止のため8月下旬、河口から10㍍ほどの上流に柵と防護網が設置されたが、上流を目指すサケが柵に何度も体当たりしたことで、柵の一部が壊れて穴が開き、大量のサケが柵を抜けて上流へと進んでいる。
19日夕方、河口から上流までの30㍍の間にサケ100匹余りが確認され、既に息絶えた死骸も多くあり周辺には悪臭が漂っている。
近くの住民は「サケが何度も体当たりする度に柵の穴が日を追うごとに大きくなっている。家を換気するのに窓を開けたいが死骸の臭いが酷くて開けられない」と話していた。