外国人には笑顔で 観光庁主催おもてなしセミナー開く

 観光庁による外国人観光客おもてなしセミナーが16日、市立図書館で開かれ、観光関係者が外国人観光客(インバウンド)の対応について知識を深めた。
 訪日外国人旅行者周遊促進事業として、コロナ終息後の外国人旅行客の受け入れ体制を構築する中で、コミュニケーションを取る方法など対応力を身につけてもらえればと開催したセミナーには、稚内市民観光ボランティアガイドの会員はじめタクシー、フェリーなどの関係者15人が参加した。
 H―SEG(札幌)代表社員で通訳案内士の遠藤昌子さんが「外国人観光客に伝える伝わる笑顔でおもてなし」と題し講演。この中で通訳案内士として外国人と国内ツアーを回った経験から外国人は旅行先を選ぶのに地元の人との交流、その土地ならではの農業、自然など思い出に残る体験を求めているなどと説明。外国人と接する時は「目を見て笑顔で、はっきりした声でコミュニケーションを図ることが重要です」と話していた。
 午後からは実践編として外国人への自己紹介、観光案内、ホテルのチェックインなどを想定した対応術を教わった。

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