時の話題 「一気呵成に」

 大相撲秋場所は関脇の正代関が賜杯に輝き一気呵成に大関捕りも確実にした。
 9月場所は白鵬、鶴竜の両横綱が欠場し大関と関脇への期待が高まるも、先場所のよう幕内下位の優勝も取り沙汰されるなど戦国場所になるとの予想であった。
 その予想通り優勝戦線トップに複数の力士が名を連ねるという後半戦にあって正代関は13日以降、大関の貴景勝、朝乃山を敗り千秋楽は幕内下位の翔猿に苦戦したものの、土俵際でつき落しで敗り初の賜杯を手にした。熊本県出身力士として史上初の快挙となった。
 箱根駅伝での大根を振り選手を応援する東京農大出の正代関は恵まれた体格を活かし幕内に上がるも程々の成績は残すものの鳴かず飛ばずの状況だったが今年、コロナ禍の中での奮闘は目を見張るものがあり賜杯争いに2度絡み3度目の正直で大願を成就した。
 力士というのは飾らない人柄の好漢が多いが名は体を表すがごとく正直な正代(直也)関には一気に大関に駆け上がったよう横綱へとの期待が膨らむ。
 角界ばかりでなく、どの業界にあっても名を成す人は勝機を捉え一気呵成に上り詰めるところがある。政治家も経済界も、そして我々市井の世界でもである。
 筆者は普段、記者ら社員に「ポイントを外すな」としつこいほど説教する。取材など仕事においても人との付き合い方でも当てはまる事が多く、その中から優れた業績が生まれてくる。
 全てに全力投球するのでなくメリハリの利いた仕事をということである。

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