時の話題 「来年こそは」

 満を持し昨日開催しようとした稚内商工会議所青年部(今村仁泰会長)のフード&カルチャー事業は悪天候で中止された。
 コロナ禍によって市内にある飲食店などが塗炭の苦しみを舐める中、イベントを通し「地域に何とか明るさを」(今村会長)と、末広埠頭の倉庫(保税倉庫)で10店ほどの飲食店が食品を販売し、エンジェルボイスの合唱や吹奏楽団の演奏をナマやFMわっぴーで聴き楽しもうという企画だったが、コロナならぬ風神によって水泡に帰してしまった。
 このイベントに関しては我々マスコミも1カ月ほど前から知っていたが、記事だけでなく広告含め事前PRはせず前日にでも周知してもらえばとの要望から記事を控えていたという事情があった。
 他の団体の事業を教訓に〝3密〟を避けようと懸命に下準備し「さぁこれから」という時の神さまの悪戯ともいえる天候に祟られたということである。
 まさに踏んだり蹴ったりである。
 これまでコロナによって社会経済生活は奈落の底に落とされ満足に何事もできぬ状況に至っているが、この分、来年以降に返してもらわなくてはならない。
 「半沢直樹」の倍返し精神のよう遣られたら遣り返す。それも猪突に闇雲に遣り返すのでなくコロナを克服し怜悧な判断のもと鉄拳を食らわす。寸分違わずにである。
 今は苦境にあっても来年こそはの思いで立ち向うには遣る事を遣っていかなければならず闘志が湧いてくる。
 へなちょこ精神で待つのでなく勇猛果敢に攻め込まなくてはならない。

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