時の話題 「安倍総理辞任」

 突然の辞任劇であった。昨夕、テレビなどでの「安倍首相辞任表明」を知らず帰宅したところ、テレビに「総理が5時から記者会見を行います」とのテロップが流れ特別番組を放送していた。
 どうも最近の総理は目も虚ろで足取りにも元気がなく1週間ほど前の小欄でも「健康不安説」と題し書いたが健康を害し辞任に至るとは驚きを禁じ得なかった。
 1年ごとの総理交替に続く民主党政権により国民の政治への不信、そして何よりも経済が落ち込む中で自民党総裁に返り咲き、その後の衆院選に勝利し2度目の首相の座を射止めた安倍さんが前面に押し出したのがアベノミクスと呼ばれる経済政策であった。
 日銀とスクラム組み株価を右肩上がりにし雇用を大きく改善させたものの、地方への波及は薄く小さく、稚内など地方都市への恩恵は少なかった。
 森友学園、加計学園での官僚による忖度政治が表面化し首相夫妻の責任問われるも白を切り、国民を小馬鹿にしたような誠実味が感じられない尊大さに国民の怒りは頂点に達した感があり、筆者の妻が悪く言うよう女性の安倍さんへの評価は地に堕ちてしまった。
 筆者と同年代の安倍さんだが、政治家一家に生まれ、祖父岸信介氏、大叔父佐藤栄作氏は首相となり自らも日本のトップに。つい先日、歴代最長政権の記録を塗り替えたところでの辞任は正に断腸の思いであろう。
 1年でも心身とも疲れ切ってしまうと言われる総理大臣職を8年近く全うしたことには御苦労さまですと述べるも、宜しいかな?

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