統合し白樺保育所に集約 市教委で22年4月に向け検討中

 港保育所は、0~2歳児の低年齢児保育の需要が高まっていることと待機児童解消のため、令和4年4月に白樺保育所と統合される予定にある。
 市(こども課)によると、保育士1人当たりが保育できる人数は、保育士1人につき0歳児3人、1~2歳児6人、3歳児20人、4~5歳児25人までと決められており、2つの保育所では定員に満たないクラスもあることから、統合することで効率よく保育士を配置でき待機児童の解消を目指している。
 現在、白樺には園児71人に対し保育士15人、港保育所は園児56人に対し保育士16人が配置されているが、保育士不足で特に0~2歳児までは満員状態で、今年4月1日の時点で0歳児2人、1歳児1人、2歳児3人が待機状態にあるという。
 細川こども課長は、昭和51年に建てられた港保育所は老朽化が進んでいる。このため平成9年に建てられた白樺と統合することで「待機児童を出さないよう受け入れ体制を整備して行きたい」と話していた。
 また、統合と同時期に鈴蘭幼稚園の認定こども園が開園し、保育園児の受け入れができるようになることに対し「保護者の意向を聞きながら進めていきたい」と話していた。

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