イカ船勝宝丸 「りんぞうくん」などステッカー貼り稚内PR
今月16日から利礼沖でイカ漁をしている八雲町の落部漁協所属「第27勝宝丸」が、船体に稚内のゆるキャラのステッカーを貼り、稚内のマチをPRしている。
自宅は八雲町にあるが稚内出身の船長藤野了三さん(70)が、樺太探検を行ったことで知られる江戸時代後期の冒険家間宮林蔵のファンということもあり昨年、稚内で船体整備した縁もあって稚内のゆるキャラ「りんぞうくん」と「出汁之介」のステッカーを貼り、遠くは九州や石川などでイカ漁をしてきた。
ゆるキャラのほかに稚内のカラーマンホールのデザインに使用されている北防波堤ドームと南極犬「タロ」「ジロ」のステッカーも貼り、稚内愛に溢れる藤野船長は「冒険家として林蔵も好きだが、4歳になる孫娘も〝りん〟という名前で、りんという言葉に縁がありステッカーを貼っている。仲間の船にもステッカーを欲しいと言われたこともあり、少しでも稚内のPRになればいいと思っている」と話していた。
30日、160箱を水揚げした藤野船長は「昨年の漁と比べて今年は水揚げは良い。8月のお盆過ぎには石川県沖で操業していた船が北上してくると思う」と話していた。