修復したB棟屋根初公開 赤れんが通信所あすも10時~16時まで
恵北の稚内赤れんが通信所が18日、一般公開され、修復を終えたB棟望楼下側の屋根などが初めて公開され、市民らが歴史的建造物に見入っていた。
築90年近くの建物は老朽化が激しく、通信所の保存活動などに取り組む稚内市歴史・まち研究会(富田伸司会長)は、望楼周辺の屋根復元に向け、昨年11月にネットを活用し資金の協力を得るクラウドファンディングで集まった支援金などを回収費用に充て、望楼下側に赤い屋根の取り付け作業などを終え、一般公開では監視台として役割があったとされる望楼内部から修復した屋根を市民に見てもらった。
来年は今回修復した部分の左側屋根の改修を予定している。
富田会長は「復元に向け今も寄付をしてくれる方がおり大変感謝しています。赤れんがのほかに稚内には歴史的建造物が多く、それを巡るツアーもいつの日か開催したい」と話していた。
19日も午前10時~午後4時まで公開する。