貴重な絵はがきパネル展 樺太記念館で開催
旧副港市場内の稚内市樺太記念館で、昭和初期に樺太で販売されていたハガキなどのパネル展が開かれている。
「描かれた樺太」と題し、全国樺太連盟から寄贈された分と市が所有していた分を合わせ数百枚ある絵ハガキの一部を展示しているもので、旧豊原市(現ユジノサハリンスク)の公園や日露国境標石、絵ハガキが入っていた袋のイラストなどがパネル展示されている。
市教委の斉藤譲一学芸員によると、昭和初期の観光などで土産品として購入された絵ハガキは、現存するものは少なくなり貴重だとし「当時のイラスト、白黒写真に色を入れた当時ならではの絵ハガキを展示しています」と話していた。
樺太記念館では、数ヶ月に一度、展示物を入れ替えており、今後は写真展なども予定している。