大谷高新校長に中尾氏就任 勇退する山下氏の後任

 大谷高は26日、12年間に亘り校長を務めてきた山下優氏(70)が3月いっぱいで勇退し、後任には今年度で南中校長を退職する中尾忠氏(60)を充てる人事を発表した。
 26日、吉田幸麿稚内大谷学園理事長、山下氏、中尾氏の3人が記者発表に臨み、吉田理事長は「地域連携を密にしながら学校を存続させようとの熱い思いを持った山下校長の任期満了に伴い、学園としては外部から初となる中尾先生を迎えることが出来ました」と挨拶。続いて昭和48年から勤務し、平成20年から校長を務めてきた山下氏は「校長職を全うできたのは多くの方々のお陰であり感謝しています。中尾先生には築き上げてきた地域連携を大切に、後々の稚内の街づくりに有意な人材を育成して頂きたい」と挨拶した。
 京都出身で稚内での生活は20年になったという中尾氏は「大谷高の特色を大切に、世の光明となる人材を育成し、地域に根ざした学び舎を作っていきたい。大谷高で学んで良かった、社会に出ても頑張ろうと思えるような生徒を輩出したい」と就任の挨拶をした。
 このあと、記者の質問に対し、山下氏は「多くの人の支えがあり続けることができ、校長を務めた12年間は楽しかった」と振り返り、中尾氏を選出したことについて「街づくりに貢献でき、リーダーシップを取ることが出来る発想の持ち主として選択肢の一人として挙げていた」などと答えていた。
 山下氏は、今後も学園の常務理事代行兼指導教諭として対外的なサポートなど行っていく。

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