商工会議所が工藤市長に対し緊急にコロナで支援要請 

 稚内商工会議所は13日午後、稚内市に対し新型コロナウイルスの影響による中小企業への支援対策を求める要望を行った。
 感染拡大により観光飲食など様々な業界に影響があることから緊急対応策として①地域経済が低迷していることを踏まえ「わっかない地域商品券」などを活用した需要の喚起を図る経済対策②市内金融機関や政府系金融機関に対し、影響を受けている中小・小規模事業への積極的な融資の実行、融資に係る利子補給などの拡充の実施③外出自粛の要請により甚大な影響が出ている飲食業への感染防止に配慮した少人数での飲食の勧奨④感染拡大防止に向けた検査体制の強化、医療資機材の整備、マスク・消毒液の安定供給の支援策⑤市民生活に影響する交通情報などの一元化、SNSなどでのデマを払拭する迅速な情報発信の提供を求めた。
 他に中長期対策として、影響が収束したあとの需要を喚起するため特に観光支援策の取り組みや風評被害を防止するための対策、国や道との連携での集中的かつ重点的な支援などを要望した。
 中田会頭から「稚内市経済の多方面に亘り大きな影響を落としており、先行きを見通せない状況。地域経済の窮状に鑑み中小企業への支援措置に特段のご高配を賜りますようお願いします」との要望書を受け取った工藤市長は「市内の経済界など様々な分野で皆さんが大変な苦境に立たされていることを承知しています。市民の先頭に立って感染防止だけでなく、経済の回復、立ち直りに取り組まなければなりません。場合によっては国や北海道にも要請行動をしていきたい」などと答えていた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です