新型コロナで日常生活に不安抱え 週末、買い物をする市民
鈴木知事の緊急事態宣言の発表から一夜明けた29日、市街地のスーパーなどは何事もなかったかのように混雑していたが、市民からは新型コロナウイルスの感染拡大を不安視する声が聞かれた。
生鮮市場稚内店ではコロナ騒動を受け、1週間前から米はじめ、カップラーメン、缶詰類など日持ちする食品が通常の2~3割増しで売れており、外出自粛要請翌日の29日午前中は生活に欠かすことが出来ない食料品を買い求める客で混雑していた。
小新俊明社長によると、食品は連日、十分に入荷しており、米の備蓄も沢山あるとし「過剰にまとめ買いなどせず、冷静に買い物をしてほしい」と呼びかけている。
一方、買い物に訪れた70代夫婦は「緊急事態宣言は仕方がないこと。不用な外出は控え自宅で読書などし過ごします」、70代女性は「コロナウイルス感染がいつ稚内に来るか分からず心配です。通院や買い物のために外出しなければならない」などと話していた。