土木管理技師に合格 学科 大谷高3年の3人 勉学励み難関突破する

 大谷高で昨年から3年生を対象に始まった土木施工基礎技術の授業を選択した千葉大地、土門寛太、与安大輔君が、国家資格の2級土木施工管理技術士の学科に合格した。
 若手技術者の育成に力を入れる稚内建設協会の藤田会長の要請により、昨年から始まった土木施工基礎技術授業を生徒8人が選択。共成建設の大須賀悟常務を外部講師として招き、4月から毎週4時間、座学や現場見学など通して土木の基礎を身に付け、10月に行われた検定に見事合格した。
 正式に資格を取得するには、学科合格に加え3年以上の実務経験を経たのち実地試験に合格することが必要なことから、千葉君は「仕事をしながらの勉強は大変ですが、今後も3人で切磋琢磨しながら頑張ります」、土門君は「時間を見つけながら勉強し、いずれは1級の取得を目指します」、与安君は「進学するため直ぐにとはいきませんが、今回の合格を糧に資格を取りたい」と話していた。
 講師の大須賀さんは「高校生での合格は大したもの。今後も授業選択する生徒が増えてくれれば」と話し、稚内建設協会の老田事務局長は「業界として大谷高の取り組みは大変ありがたく頼もしい」と話していた。

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