時の話題 「今年の漢字”令”」
年末恒例の今年一年を物語る漢字が「令」と決まり、清水寺の貫主が揮毫した。天皇陛下の生前移譲があり新しい元号が令和と決まるなどしたことから妥当な結果と言えよう。
世界的にはトランプ旋風が容赦なく吹き続け、その矛先が中国、ロシアだけでなく日欧にも及びディール(交渉)によって自国(米国)の有利なような働きかけをするトランプさん。北朝鮮とだけは仲好くやって行きたいとの思惑覗くも基本的には米国というより自らの再選への働きかけを強めている。
日本にとって降って湧いたような(しかし1910年の韓国併合以降とみに強くなった朝鮮蔑視が続いているという事を頭に置くと)、太平洋戦時中の韓国人に対する徴用工や慰安婦問題は1965年の日韓請求権協定により解決済みだ―との一点張りの日本政府だが、日本製品不買運動や日本への観光手控えなど悪い方に発展する中にあっては「日韓協定あるも韓国の皆さん方の苦難には同情を禁じ得ない」などとの優しい言葉を掛けれないものなのか。
日本の識者の中には文大統領の極めて左寄りな朝鮮半島統一志向を批判する声が強いが、立場の優位な日本が折れる事で解決する方向に進展すること期待するばかりだ。
外交というのは単細胞では交渉など出来るものでなく両国政治家の胆力有した英知の結実を望んで止まない。
翻って稚内など自治体の方向性は首長の考え次第で決まる所があるので、イエスマンだけでない回りの人達の意見を聞き事に当たるよう望みたい。密室政治はお断りだ。