宗谷丘陵の魅力紹介 道遺産サミット 中井稚内観光協会事務局長が発表
札幌市で開かれた北海道遺産協議会による「北海道遺産サミット」で、稚内から道遺産の宗谷丘陵などの発表があった。
このサミットは道内に67カ所ある北海道遺産を持つ地域が遺産の活用・保全に向けて情報交換するため今月5、6の両日開催されたもので、稚内から稚内観光協会の中井事務局長が出席し、80人余りの関係者を前に宗谷丘陵を活用した白い道の体験観光などについて紹介した。
今年、協会では協議会から助成を受けて宗谷丘陵の白い道フットパス体験と、白い道の保全のためフットパス体験者が、道の原料となっているホタテ貝殻を補充する保全体験ツアーなどを実施したことを説明した中井事務局長は、白い道は近年人気になっているものの、宗谷岬からの交通アクセスが悪く、今年はベースSOYAから白い道入口までの送迎バスを運行し改善を図ったことをあげた。
来季に向けてはガイド育成を図り、外国人に対応するため多言語化に注力したいとし、報告中、宗谷丘陵と白い道が動画で披露されると「宗谷丘陵や白い道について知らなかった人も多く、好評だった」とサミットを振り返っていた。