サ州で稚内の商品、人気に ユジノサハリンスク市、ネベリスク市での物産展盛況
道北の食材などをサハリンの人達に売り込む道北物産展が25~27日までユジノサハリンスク市の大型商業施設で開催され、3日間で8500人余りの人出で賑わった。
道北地域の名産品などの物流拡大を図る取り組みとして、先に稚内港からチャーター船で輸出された稚内、旭川、士別など9市から20品目以上が展示販売された。稚内からはコメ、生ラーメン、トウモロコシなど4品が出品され全ての商品が完売した。
一方、ユジノサハリンスク市の物産展開催中にネベリスク市の商業施設で26日、稚内・コルサコフ定期航路利用促進協議会が主催し初めて開かれた展示即売会には800人余りが来場した。
北友ストアー(吉川勝社長)から出品されたトウモロコシ、味噌汁、カップラーメン、チョコレートなど菓子類が飛ぶように売れ、持って行った商品の7割ほどを売り上げた。
即場会で午前10時から閉店までの午後4時まで店頭に立った吉川社長は「今回はロシア人が求めている商品を販売しチョコレート、ガムなど菓子類が良く売れました。彼らが欲しい物を持って行けば売れるし、求める物を聞いて輸出すれば荷物だって増えると思う」とし、来年も即売会をしてほしいとサ州側からの要望があることから物流拡大に期待を寄せていた。