無電線化工事公開 稚内開建 報道向けに説明会
稚内開建は16日、中央地区で施工中の国道40号稚内駅前中央電線共同溝設置工事(無電線化)の報道向け説明会を開いた。
阪神・淡路大震災や近年の自然災害多発を契機に、電柱倒壊による災害時の道路寸断の防止や都市景観を良好にするため、宗谷管内にある国道として初めて中央地区の一部が無電線化されることになった。
キタカラ前の中央2~中央4まで両側1㌔の施工区間のうち、今年度は富田組が6700万円で工事を請け負い、駅前側から南側に向かって170㍍区間を施工しており10月末には完了する。
16日午前中、阿部稚内道路事務所長が「気候変動により多発する自然災害に備えることが必要」とし、施工中の中央地区で24本分の電柱を無電線化することなど説明したあと、将来的に電気、電話線など引かれる地下の電線共同溝の内部を報道陣に公開した。
阿部所長は「災害対策以外にも、歩行者の安全、綺麗な景観を保つのが無電線化です」と説明していた。