アマポーラ宗谷と命名 ハートランドフェリー利礼航路に新造船就航

 ハートランドフェリー(本社札幌)の新造船の命名・進水式が27日、内海造船瀬戸田工場(広島)で行われ、船名が「アマポーラ宗谷」に決まった。
 現在、利礼航路で運航しているフィルイーズ宗谷(3551㌧)の老朽化に伴い今年5月、起工式を終えたあと建造していたもので、既に就航中のサイプリア宗谷、ヤランセ奥尻に次ぐ島の花シリーズ第3弾として、利尻固有種の〝リシリヒナゲシ〟をイメージし、ヒナゲシをスペイン語に訳した〝アマポーラ〟から命名された。花言葉は「思いやり、いたわり」。
 27日、フェリーの蔦井孝典社長はじめ東海且典稚内支店長、工藤市長らが出席した命名・進水式で蔦井社長から新造船の名前が発表され船の誕生を祝うと共に航海の安全を祈った。
 同船の引渡し時期は未定だが、来年2月の就航を目指している。

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