稚内漁協コンブ漁解禁され初採取 実入り量とも良さそう
コンブ漁が解禁された初日の8日、前浜などで初採取があり、午前5時に一斉出漁した漁業者たちが採取合戦を繰り広げた。
絶好の晴れ間が広がり採取を告げる旗が上がると、着業船100隻余りが一斉に出漁。前浜のあちこちで箱眼鏡を覗き、専用の漁具でコンブを引き上げて採取した。
干場では待機していた家族らが運ばれてきたコンブを干す作業に追われていた。
家族の女性は「初日に旗が上がるのは本当に久し振り。今年はコンブの量も多く、実入りもそこそこ良く今後も期待したい」と話していた。
稚内漁協の木村専務理事によると、今年は宝来などの前浜地区でのコンブ繁茂状況が良く、6月には早採りを行った。今年は少しでも採り残しを少なくしようと旗なしでの操業を例年より5日早い15日にするとし「実入りとしてはもう少し厚みが欲しいところ。好天が続き採取できるよう願っている」と話していた。