川島さん総合優勝に輝く 秋田スタートのハトレースで1、2位
秋田をスタートに北海道に戻るハトのスピードを競う北海道北部地区連盟による春季チャンピオンレースで、稚内から参加した川島宏樹さん(63)が初優勝した。20年以上出場している大会での栄冠に「とにかく嬉しい」と喜びを語っていた。
レースはスタート地点からハトを同時に放ち、地元に帰巣するまでの分速を競うもので、北部連盟に所属する稚内はじめ釧路、室蘭、札幌、根室などから81人が出場し542羽を秋田から放った。
ハトレース歴30年以上になる川島さんは秋田から早朝に22羽を放った。そのうちの2羽が約7時間で富岡2の自宅横にあるハト小屋に1位と2位のタイムで到着し総合優勝した。
今年初参戦させた2歳になる雄ハトが一番になったことについて自宅に戻った時のことを「風向きが良かったこともありますが、運も味方してくれた」と振り返った川島さんは、初優勝について「自分のハトが1、2位を取れたことは奇跡です」と喜びを噛み締めていた。
来年に向けては「2年連続優勝を目指します」と話していた。