筑波大、中部大、稚内北星大 アーケード街まちラボで寒冷地ロボ実験 

左から柊、三河准教授と石橋助教

まちラボ前の外でのロボット実験

 筑波、中部、稚内北星の3大学が13、14の両日、中央アーケード街でロボットを使用した地域の情報収集、寒冷地でのバッテリー消費量などを調べる実験を行った。
 筑波大でロボット工学を専門とする三河正彦准教授(50)は、道行く人をロボットに搭載されたカメラで感知した時に消費したバッテリー量を調べる実験をし、4年前まで稚内北星大に勤務していた中部大で人文学部を教える柊和佑准教授(40)は、ロボットに取り付けたタブレット端末で昭和40年~50年代の稚内の歴史を伝える写真を表示し、写真を見た人から過去の知っていることや覚えていることなどを情報として集めた。稚内北星大の石橋豊之助教(29)は実験地としてサポートした。
 人口密度や寒冷地で適した場所として稚内を実験地に選んだという三河准教授は「社会にロボットが進出する時代で、今後の性能向上のため稚内で実験し次は夏にも同様の実験をやりたい」とし、柊准教授は「その時代に生きた人の記憶などを後世に伝えるためデータとしてしっかり残していきたい」と話していた。

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