アイヌ工芸品145品展示 民族文化財団 31日まで図書館で開催

 アイヌ民族文化財団主催のアイヌ工芸作品コンテスト作品展2021が29日から市立図書館で開かれている。
 全国から応募があった織物・編物・刺繍作品、木工芸の伝統的作品など128点に加え入選3回などの特別作品17点の145作品が展示されている。稚内では平成11年以来22年ぶりの開催。
 アイヌ伝統の紋様を刺繍した着物、繊細に一つひとつ彫られたクマの木彫り、タペストリーなど伝統作品や現代的にアレンジされた作品の数々が見る人の心を掴んでいる。
 70代男性は「一つひとつの作品は技術の結晶であり、アイヌ文化の奥深さを感じます」と話していた。
 財団の石澤博隆参事は「管内ではアイヌ作品を常設展示している施設がありませんので今回の作品展でアイヌ文化に触れてほしい」と話していた。
 31日午後6時まで開催。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です