時の話題 「後発地震注意情報」

 夏は豪雨、冬は暴風雪、秋は台風と自然災害の恐れが常にある日本列島。昨日夜~今朝にかけての震度6強の青森県東方沖での地震で気象庁は後発地震注意情報を発表し警戒を呼びかけている。
 2011年3月11日の東日本大震災時の2日前にマグニチュード7・3の前触れとも言える地震があったよう今回も東日本大震災級の巨大地震が発生する可能性が高いとし警戒しているもので、南海トラフ巨大地震注意同様、大地震発生の可能性が高まっているとしているが、空振りする可能性も高い。
 2年前の元日、能登半島であった大地震を想い起こすような初冬の地震と注意情報に「地震列島」の危うさを感じているところだ。
 筆者なりの歴史知識によると大きな自然災害は弱体政権の時が多く旧民主党政権時の東日本大震災は最たる例と言って過言ではなかろう。それに比べれば今の高市政権は石破政権に比べ強い政権との印象を国民は持っているようだが、実のところは台湾有事発言のよう危うさを持った政権なのかも知れない。
 貿易ばかりでなく何事もグローバルになったということは危険性も含む訳で、一時のガラパゴス化から世界に打って出ようとする日本政府の危うさを感じないこともない。
 今後の1週間、何事もなければよいが、仮に有事あれば吹っ飛んでしまいそうな脆弱性があるのが日本ということになるのか。
 稚内とて同じようなことが言え人口減少による人手不足と高齢化での医療福祉施策の乏しさなど抱え課題は山積している。待ちでなく果敢さ求められる。