あすから全道理科発表大会 稚内では11年ぶりで42校から330人が参加

11年ぶりの全道大会に張り切る稚高科学部の面々
道高文連主催の第64回全道高校理科研究発表大学が18、19の両日稚高で開かれる。稚内では平成26年以来11年ぶりとなり、当番校の稚高科学部は勇知いもの研究など3つをテーマに出場し「研究の成果をしっかり発表したい」などと張り切っている。
稚内では4回目となる全道大会には科学や理科などのクラブがある道内42校から330人が参加。初日は午前9時30分からの開会式あと、日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センターの専門家2人が講演。午後1時から物理、化学、生物、地学の4部門の研究発表がある。翌19日は研究成果をまとめたポスターを展示発表する。
過去の全道大会でポスター展示や論文発表などで入賞したことがある稚高科学部は今回2年生の藤本拓部長ら部員10人が▽牛乳や卵などを使用してプラスチックの分解効率などの論文発表▽勇知いもなどを発酵させてバイオエタノール生成のポスター発表▽稚高玄関に作られたツバメの巣調査のポスター発表をする。
藤本拓部長は「全道各地から生徒が集まり開催地としてしっかりおもてなしをしたい」と話し、小林洋介校長は「全道各地から稚内に来た生徒達と共に学び合い、交流を深めてもらいたい」と期待を寄せ、勇知いもを研究材料に提供した山本建設の菊池工会長は「若い力を発揮して頑張ってほしい」とエールを送っていた。


