新興感染症患者移送訓練実施 稚内保健所主催し

稚内保健所は8日、新興感染症患者移送訓練を行い、参加者が対応手順などを確認した。
管内で新興感染症が発生した場合に、医療機関や保健所職員など関係者が適切かつ安全に対応するための訓練には、稚内保健所はじめ市立稚内病院、宗谷医師会、利尻国保病院などから61人が参加し稚内と利尻をオンラインで繋いで行われた。
参加者を前に、髙垣稚内保健所長が「離島があり、搬送には船舶などが必要になるので訓練で確認してほしい」などと挨拶したあと、感染症の患者に使われるDIFフード(防護フード)の使用方法について説明があった。
訓練では、利尻で新興感染症に罹患した患者の搬送を想定し、鴛泊国保病院から沓形港までの搬送と、稚内港から市立稚内病院への搬送の様子をそれぞれオンラインで繋いで確認していた。


