夢叶って工房開設 宮城さん テーブル、食器棚など注文受付

 木工製品作りに従事し30年以上になる宮城崇さん(47)が萩見2の倉庫を改修し「みやぎ工房」を開設した。宮城さんは「木工品は世界に一つだけの唯一無二の物が作れる」などと開業への思いを語った。
 小さい時から物作りが好きだった宮城さんは南中卒業後、工芸制作に力を入れる音威子府にある美術工芸高に進学。木工作りを活かして27年間勤めていた市内の就労支援施設を昨年7月末に退職し準備期間を経て今年7月1日から自身の工房を構えた。
 現在は依然からの仕事との付き合いで道内の事業所からの依頼で写真立て、出産祝い品用の木工製品作りで忙しい日々を過ごす。木工であればなんでも作れるという宮城さんはバンド活動していた経験から自分でギター作りもし「とにかく物を作ることが大好きです」と仕事に没頭している。
 木工の素材にも拘り木目が綺麗な道内産の紅葉樹を材料に写真立て、家具ではテーブルや食器棚なども作る。今は依頼があった物作りで展示販売はしていないが、いずれは倉庫2階にアトリエを備えて「お客さんに見て頂いて、気に入ったものがあれば購入して頂くようにしたい」と展望を語っていた。
 定休日はなく不定休。営業時間は午前9時〜午後5時まで。オーダーがあれば応じ電話⑳4558。(武田誠司)