今年も「氷雪の門」上映 24日午後2時から図書館で

 市立図書館は、24日午後2時から旧樺太の真岡郵便局に勤務していた電話交換手9人の最期を描いた映画「樺太1945夏氷雪の門」を上映する。
 太平洋戦争末期の1945年、真岡(現ホルムスク)で電話交換手を務めていた9人の最期を描いた作品で、上映を前に当時のソ連から抗議を受けたことで北海道など一部で僅かな期間上映され「幻の映画」と言われた。
 市立図書館では、平成15年から九人の乙女が命を絶った8月20日前後に上映しており、戦後80年を迎えた今年は樺太地上戦にスポットライトを当てた書籍の貸し出し、漫画「ゴールデンカムイ」の作中に出てくる旧樺太の場所を絵手紙で紹介しているほか、主演の二木てるみさんのサイン入りポスターなど飾りPRしている。
 近藤館長は「稚内に住んでいる以上、一度は見て欲しい映画。多くの人の来館をお待ちしております」と話していた。
 入場無料で定員は50人程度。