時の話題 「ボーナス雑感」

 稚内市職員と市議にきょう13日、夏のボーナスが支給された。大半の民間会社はこれからの支給となるが、業績を落としている所が多かろうから一般社員の皆さんには悲喜交々の勤勉手当となろう。
 ところで公務員へのボーナスは期末・勤勉といわれ勤勉度に応じて支給されるのを旨としているが、実際には稼働年数に応じて支払われており金額は一律同額になる。市職員と共に議員にも支給されるが何故か「勤勉」の二文字は削除されず期末・勤勉手当報酬として過分なく同じ額を議員諸君は受領している。
 過去、議員だった人が「毎日役所で仕事をしている職員同様、議員が勤勉手当をもらっているのはおかしい」として夏・冬ボーナスを受け取らず法務局に預けたことがあった。
 この人は2期か3期議員を務めていた筈なので相当額、国庫に供託したことになる。議員報酬に一石を投じたのだがその後も変わることなく議員に勤勉手当が支払われている。
 「勤勉」を削除してしまえばいいのだが、長く続く慣習的営みは変わることなく、問題提起した議員のパフォーマンスと言われ今に至っている。
 稚内市より半月遅く今月30日には国と道職員に夏のボーナスが支給される。好不況に関係なく支給される公務員へのボーナスに怨嗟の声が庶民からあるも致し方ないことであり日本国が存在する限り続くのであろう。
 最北のマチ稚内の景況感は筆者思うに良くはない。どこもギリギリの経営をする中にあって前年を上回るのは容易でなく出ない会社も出てくるであろう。

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