腐食カ所など補修し維持 山野草同好会 百年記念塔下の赤い展望台

市街地が一望できるスポットとして人気がある百年記念塔下の〝赤い展望台〟の補修が今春、行われた。管理するNPO法人稚内山野草同好会は「旅行者に喜ばれている場所なのでなんとか維持をしていきたい」としている。
老朽化で撤去された記念塔下にあった可動式の白いベンチ同様に10年以上前に設置された赤い展望台は、5年ほど前に大掛かりな補修を行うなどして維持し、冬の積雪で壊れたカ所や長年の使用で腐食していたカ所を今年春に直した。
山野草同好会は会員の高齢化などで活動資金は乏しく、今季の補修は会員の手弁当やボランティアの協力で行うことが出来た。会員の1人は「可動式ベンチを撤去した時には惜しむ声が聞かれたので展望台は残したかった」と話していた。
最高気温が20度近くまで上がった15日、展望台から市街地を見ていた旅行者は「稚内は風が強くてびっくりしますが、ここからの眺める景色は綺麗です」と絶賛していた。


