花たび号に乗り見所紹介 ボランティアガイド 大澤さんと小松崎さん活躍

 JR北海道が宗谷線で週末に限り運行している観光列車「花たびそうや号」で、稚内市民観光ボランティアガイドが道内外から訪れた乗客に稚内や沿線景色の見所を伝えるガイド活動している。
 今月10日から運行を始め6月1日までの土・日曜日に旭川~稚内間を往復している「花たび そうや号」上りの稚内~豊富間にボランティアガイド2人が乗車。最初の活動となった11日、稚内のお薦めポイントや旬の食べ物、沿線ならではの景色など紹介する。
 定員いっぱいの120人以上が乗車した11日の便ではボランティア幹事長の大澤陽介さんと育英館大学2年生の小松崎海歌さんの2人がガイドを務め、車掌室のマイクを通じて宗谷丘陵の白い道や丘陵の歴史、利尻・礼文で咲く高山植物、今年3月に廃駅になった抜海駅で吉永小百合さん主演の映画「北の桜守」の撮影に使われ、今つくられている勇知いもが稚内ブランド品になっている事などを伝え、下車した豊富駅で乗客の記念撮影などを手伝った。
 案内を終えた大澤さんと小松崎さんは「夏や冬などシーズン通じて稚内には魅力的な所があるので、乗客の皆さんには再び稚内に訪れてほしい」と話していた。
 残り3回のガイドに大場弘一会長は「地元の人が話す事で稚内の魅力に触れてもらうことになる。また稚内に来たいと思ってもらえるよう我々なりに稚内観光の力になりたい」と話していた。