独自にTシャツ販売 セコマ駅前店と中央店 来月にはシフォンケーキも
セイコーマート稚内中央店と駅前店のオーナー山本英寿さん(44)が店で独自販売しているアウトドアブランド「mоnt―bell」に稚内出身の建築家佐々木達郎さんがデザインしたTシャツが人気商品となり、9月からは中央アーケード街にあった老舗菓子店「香花堂」の親族が道南北斗市で営む店の人気商品シフォンケーキの販売も予定されており「地元出身で活躍している友人の力を借り少しでも稚内の経済を盛り上げるよう話題を作っていきたい」と奮闘している。
稚中、稚高の同級生で現在、東京を拠点に建築家として活躍する佐々木さんがデザインしたTシャツ(1枚4356円)は「波と風を」テーマにした2種類。6月から販売した900枚は完売し、8月から再販した1000枚も飛ぶように売れ半月で500枚近く売れた。
9月から販売予定のシフォンケーキ(1個398円)は、中央アーケード街で8年前に惜しまれつつも閉店し創業110年を誇った香花堂の先代店主の長男斎藤貴仁さんが作った。山本オーナーとは小学生時代から友人関係にあり、今回は斎藤さんが生まれ育った稚内への郷土愛、地元の老舗ケーキ屋の息子として稚内を想う気持ちから限定販売することを決めた。
販売に協力してくれた二人の同級生に、山本さんは「40代として稚内を盛り上げて行きたいという気持ちを強く持っています。人口が減っている稚内での人材は少なくなっていますが、地方にいる稚内人とコラボすることで可能性は広がっていくと思います」と故郷への思いを語った。