時の話題 「墓参りに行き」
盆休刊日に紋別まで墓参りに行ってきた。1週前から遊びに来ていた孫娘2人を乗せていたので途中休み々々向かい着くのが遅れたことから昼食を摂れなかった。
街中の食堂など営業しているが、夕方以降の営業に備え「準備中」の看板が。夕飯時間帯での営業のため備えるだけでなく従業員の休息もあるのだろうが昔はそんな事はなかったと、心中文句を言ってみても詮ないことなのは分かっていても割り切れない。紋別の叔父に質すと「人手不足なんだろうな」と。
いつもなら午前中に到着するので食事することは困らなかった。ちょっと時間がズレると今回体験したような事態になることが分かった。
その時間のズレは紋別に行く道すがらの車やバイク、自転車の多さにも現れ、いつもは〝マイロード〟の国道238号が込み合っていたことでオホーツク街道での自動車専用道路の早期建設を望む。
いつものコースを決まった時間に通るのでは判らないことを知り得たのは筆者がよく記す「踏襲の弊害」でない効果であろう。
平々凡々と過ごすのは楽であり、職場にある程度の期間、勤めている人が陥る麻薬のような作用をする。だからこそ内ならぬ世界に飛び出し粉骨砕身し大望を成す心意気を若者は示さねばならない。
ニシン定置、沖底漁で水産業を中心に発展した稚内だが、最北の田舎町というハンデに誘因され人口は減るばかり。土建、観光で凌いでいるが未来永劫とは言えない。風力産業とて建設当初は潤すもこれも然り。八方塞がりになりつつある。