恒久平和願って 市戦没者追悼式 御霊484柱に敬けんな祈り
終戦から79年が経った15日、文化センター小ホールで稚内市戦没者追悼式が執り行われ参列者は484柱の御霊に敬けんな祈りを捧げ、平和と不戦への誓いを新たにした。
出席した遺族10人含め関係者95人を前に稚内フラウエンコールが「ふるさと」を合唱し国歌斉唱のあと、工藤市長が未だ続くロシアによるウクライナ侵攻地域紛争やテロにさらされている国や地域などがあることに触れ「戦争の悲惨さと平和の尊さを深く心に刻み、その記憶を風化させることなく未来へと語り継ぎ、希望に満ち溢れて健康で心豊かな社会を築いていくことが、今を生きる私たちの重要な使命であります。恒久平和の実現に向け誓いを新たにすると共に市民の皆さんと稚内の発展に全力を尽くすことを誓います」などと式辞を述べた。
正午に合わせて黙祷したあと吉田道議、鈴木茂行市議会議長ら来賓5人が追悼の言葉を述べたあと、北海道詩吟連盟稚内支部による献吟があり、その後、献花台に工藤市長が花輪、遺族ら参列者は一輪菊を捧げ、戦没者の冥福を祈ると共に恒久平和を祈念した。
最後に稚内市遺族会の山崎雅史会長が「遺族会に対しご理解を賜りますよう、今後ともご支援、協力をお願いします」などと挨拶した。