川南ウインド稼働できのう竣工式 国内最大級の風車19基
5月から運転開始した川南ウインドファームの竣工式が14日、現地で行われ、関係者80人余りが施設の安全稼働を祈願した。
風力発電国内最大手ユーラスエナジーホールディングス(東京)が出資・設立した合同会社「道北風力」が、稚内~豊富間で2020年から3年費やし完成した川南ウインドファームは、1基当たり4300㌗時の発電量があり、高さ最大145メートルの国内最大級の風車19基(8万㌗)を建設し5月26日から商業運転を開始している。
北門神社の山本宮司による神事終了後、出席者を前に、来賓の工藤市長が先に完成した送電網整備を活用し今後は道北で54万㌗の風力発電の建設計画があることに触れ「道北のポテンシャル(可能性)を内外にしっかりと示していける。道北地域の地域資源としての風をしっかり活かしながら地域の発展、カーボンニュートラルに繋がる再生可能エネルギーの発展のために努めていきたい」と挨拶。ユーラスエナジーの諏訪部哲也社長が建設に関わった関係会社、地域住民に感謝を示し「ユーラスエナジーは地域と共に発展するビジョンを掲げており地域資源の風を活用しながら事業を推し進め、地元課題の解決に取り組んでいきたい」と述べた。