「大きくなって帰ってね」 富磯小児童が追久間内川にサケ放流
22日、富磯小児童がサケの稚魚を放流した。総合学習の一環として昭和63年から取り組んでおり、今年で34回目。昨年までに9万4900匹を放流している。
昨年12月、宗谷管内さけ・ます増殖事業会中頓別ふ化場から譲り受けたサケの卵3000粒を児童12人が観察しながら世話をした結果、2800匹が体長5㌢まで成長した。
放流する前にサケのお別れ会が開かれ、中野校長は「大きくなって帰ってきてほしいとの願いを込めながら放流してほしい」と挨拶したあと、児童たちから観察結果など発表があった。
児童たちは学校近くの追久間内川に移動し「大きくなって帰っておいで」と声を掛けながら稚魚を放流していた。
6年生の袴田惺那君と小笠原獅眞君は「放流したサケが川に戻ることを願っています」と話していた。
同校では、秋口に遡上するサケの観察も行っている。