高齢者施設でコロナワクチン接種 昨日は特養富士見園で実施
市内の高齢者施設で20日から入所者への新型コロナウイルスワクチンの優先接種が始まり、21日は特別養護老人ホーム富士見園で行われ、50人が1回目の接種を受けた。
去る18日に届いたワクチンで、20日はニチイケアセンター稚内ほほえみの入所者15人が接種を受け、21日午後1時から特養富士見園では医師の問診を済ませた入所者29人、施設職員21人が接種を受けワクチン注射後、15分~30分間、体調に変化がないかなど状態観察し様子を見守った。
接種を終えた高道貢さん(70)は「インフルエンザのワクチンと同じように痛みはなかった。これで安心して生活できる」と話し、高橋ケイ子さん(88)は「コロナのためには受けなくてはと思い、接種できて安心しました」と安堵の表情を浮かべていた。
市内の高齢者施設では13施設で入所者と施設職員合わせて966人が対象になる。順次医師が各施設を回り、6月末までに2回目の接種を終える。
高齢者施設以外の65歳以上の高齢者については、集団接種(会場=保健福祉センター)が5月20日から、市内6医療機関での個別接種が6月1日から行われる。
接種に必要となるクーポン券は75歳以上(約5500人)が今月23日、65歳~74歳までの約5500人には5月10日からの発送を予定している。
全ての対象者に届くまでは発送から2~3日を要し、クーポン券が届いた人の予約は集団接種が4月30日、個別接種が5月18日から開始する。