時の話題 「雑誌週間」

 きょう3日から雑誌週間だそうだ。雑誌といっても週刊・月刊誌から季刊誌、車やファッションなどの専門誌など種々雑多ある。
 一時、週刊文春が〝文春砲〟となる政界や芸能界のスキャンダラスな記事を特集し話題になったが、その文春砲も最近は号砲聞こえず音沙汰なしだ。
 個人的には芥川賞作品が掲載される時の「文藝春秋」は学生時代から全てでないものの購入してきており、政界や官僚、経済界の裏話を載せた「選択」は定期購読しており、小欄執筆の際の参考にならずも拝読している。
 その雑誌の世界も新聞同様、部数減に呻吟し、発行を取り止めるなど憂き目に遭っている。
 スマホなど主体のネット時代となり情報は瞬時に入手でき、ゲームも音楽や映像配信も充実しているとあっては太刀打ちできるメディア媒体はなかろう。
 人間というのは話をし文を書く人・読む人がおり、秀逸な話言葉や熟達した文章に対し栄誉を与えてきたのだが、ネットは電光石火の早業に過ぎ評価も何もできず、何かしら大きな風潮の波に皆押し流されているような気はする。
 小紙はホームページに紙面から抜粋した記事を載せ、本紙自体を電子版で無料提供しているが、無料という事もあってアクセスは相当数に上っている。
 一軒々々宅配し読んでもらうという新聞稼業が曲がり角に来ているのを感じると共に、ネット空間の劇的とも言える発展には身構え恐れ戦いている。
 活字文化は何時までもつのか。今、正に恐れ戦きながら稚内プレスを発行している。

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