有事の風呂敷活用など 振興局 外国籍住民向け防災講座

横山さんの風呂敷を使った防災講座
宗谷総合振興局は7日、宗谷合同庁舎で外国籍住民向け防災講座を開き、稚内と浜頓別に居住する外国人が風呂敷を使った防災法など身の守り方など学んだ。
外国籍住民に自然災害の特徴や災害発生時の避難行動に関する知識を学んでもらおうという講座には、稚内と浜頓別からベトナム、タイ、ミャンマー、インドネシア、ロシア国籍の技能実習生や国際交流員ら30人が参加した。
講座では北海道国際交流・協力総合センターの小田島道朗さんが「防災基礎知識講座」と題し講話し、避難所での生活などについて「避難所では文化などの違いからトラブルに発展することもある。避難先では、様々なことをみんなで協力しなければならない」などと話していた。
日本風呂敷文化協会の横山芳江代表理事の「命を守る防災風呂敷講座」と題した講話では、参加者が風呂敷の真結びと一つ結びの基礎、緊急時のバッグや赤ちゃんの抱っこ紐のような役割を果たす風呂敷の結び方を実践。横山さんは「鞄に風呂敷を一枚入れておくことで、災害時だけでなく色々な場面で役に立ちます」などと、風呂敷の簡単で機能性豊かな使い方を説明していた。


