時の話題 「フレックスの小社」

 一般的に午前9時~午後5時頃までが勤務時間とされる中、比較的に個人の自由にし働くフレックスタイム制を導入する会社が増えているが、小社では数十年前から自由勤務時間制とし、筆者が社長になって以降、制度が拡大し早い社員で2時過ぎには所定の勤務を終え退社する社員がほとんどだ。
 夕刊、と言っても遅くても午後1時半頃には印刷を始め1時間後には内の仕事を終えることからのフレックス制なのだが、筆者含め大半の社員が募集しても見つからない配達の仕事に携わっているので、配達の時間を含めても午後4時には拘束されないという自由時間になることから、筆者の小言を差し引いても給料面含め満足している社員が多いのでは―と推量している。
 役所(稚内職安)の求人求職情報によると同所管内(稚内、猿払豊富、幌延、天塩、遠別、利礼3町)の月間有効求人倍率は今年9月で1・32倍まで下がり、この数字を見る限り雇用情勢は悪くなく人手は足りているようだが、実際、事業所の人手不足は深刻で、とりわけ若者は給料でなく休日と勤務時間の少ない会社を求める傾向があり、アルバイト求人サイトで短い時間の就労を選び満足しているような話を聞く。
 この労働事情もあって相当早くからフレックス制を導入している小社への入社を呼びかけたい。基本給には物価高騰手当、住宅・家族手当もちろん交通費など含め勤務始め1年位には20万円に届く。加えて退社時間はほぼ自由という勤務環境なので一般に言われるほど敷居が高くないこと申し添える。応募を。