投扇興など伝統遊び体験 外国人技能実習生 振興局 和服実行委の協力で

稚内で技能実習生などとして働く外国人が16日午後、旧瀬戸邸で日本の伝統遊びを体験した。初めての体験に「とても楽しかった。またやりたい」などと話していた。
宗谷総合振興局の外国人人材の確保・定着に向けた地域の魅力発信事業として、建業や介護業、ALT(外国語指導助手)などの仕事に携わるベトナム、インドネシア、ミャンマー、フィリピンなど出身の7人(男2人)とベトナム人の女性インフルエンサー1人が参加し、稚内和服でおもてなし実行委員会(竹内ひとみ代表)から着物体験や投扇興などを教わった。
着物姿で北防波堤ドームを見学したあと外国人実習生らは、旧瀬戸邸で竹内さんから投扇興の遊び方を教わり扇子で「蝶」と呼ばれる的を倒して点数を競い楽しんだ。平安時代に貴族の間で流行った貝合わせという遊びも体験した。
竹内さんは「体験終え着物を着替える時に皆さんから楽しかったと言ってもらえてよかった」と話し、振興局(商工労働観光課)の高田秀勝課長は「実習生らが祖国に戻った時友人達に稚内で体験した事を伝えて頂き、稚内に興味を持つキッカケになれば」と話していた。


