人脈活かし稚内に貢献 商工会議所 新副会頭の大池一治氏

稚内商工会議所の副会頭に就任した大池一治氏(62)は「少しでも稚内経済の役に立てるよう、前職の信金の人脈を活かし、市役所などとの協力体制に尽力して行きたい」などと抱負を語った。
大池副会頭は、稚高卒業後、北海学園大学経済学部に進学。昭和61年に稚内信金に入庫し、琴似支店開発準備委員会、札幌地区営業本部長、稚内地区営業本部長など歴任。平成28年からは常務理事を務めていたが今年6月に退職し、現在はユーラスエナジーホールディングス国内電源開発ユニット部門理事。
稚内信金では琴似支店の立ち上げの経験が自分を成長させ自信になりましたと振り返り今のユーラスエナジーでの業務は「仕事はまるっきり違い新しいことばかりで刺激になります。信金時代に培った人脈を活かし、風車建設の地域理解などに努め稚内に貢献して行けたら」などと語っていた。
稚内の課題として「人口が増えることは難しいが、人口減少に歯止めをかけられるようコンパクトな街づくりの構築など全体的に考えていかなければならない」とし、様々な業種で課題となる人手不足では「共通の悩みとしてどう解消するか考える必要があり、人口が減らない努力と効率性を求める仕事が重んじられる。会議所としては事業継承をしっかり出来る手伝いをしていきたい」などと話していた。
座右の銘は「確乎不抜」。「何事にも動じず物事をやり遂げて行きたい」と。
趣味は妻和恵さんと余暇に走るマラソン。「昔は私の方が走れましたが、今ではすっかり妻の方が走れる。追いつくことが目標です」と笑顔を見せた。


