赤いオーロラ出現 12日夜 勇知や声問などで目撃

北海道で12日夜、北の空を赤く染める「低緯度オーロラ」が観測された。稚内でも市街地から離れた場所で目撃され、実際に見た人は「神秘的だった」と感激していた。
オーロラは、太陽から放出された電気を帯びた粒子が、大気と衝突して上空で光って見える自然現象で、高い緯度の北極などで主に見られるが、太陽表面で大規模な爆発現象の太陽フレアが発生すると、低い緯度の場所でも観測される。
今月9日〜11日に太陽フレアが発生し、勇知地区で12日午後7時過ぎ、北の空に赤いオーロラが現れ、スマホのカメラで撮影した住民は「肉眼では薄っすら赤くなった程度でしたが、スマホのカメラで撮影すると上手く赤い空が撮れた。とても幻想的でした」と話していた。
この日夜、市街地から見れなかったが、街明かりの影響が少ない声問、宗谷など郊外からオーロラを見た人がおり、インスタグラムやXなどSNSに「オーロラ撮影」「神秘的で綺麗」などと投稿していた。


