健やかな成長 環境づくりを 宗谷保育所 開所50周年記念式典

 宗谷保育所の開所50周年記念式典が9日、宗谷中で開かれ、出席した150人が半世紀の節目を祝った。
 同所は昭和52年、宗谷地域の幼児の健全な育成を目的に宗谷診療所を活用し開所。現在までに739人の卒園児を送り出し、地域の保育所としての役割を任ってきた。
 出席した150人を前に、工藤市長(代読川野副市長)が「50年という長い歴史を繋いでこられた保育所は地域の財産であり、家庭と地域社会を結ぶ大切な場所として役割を着実に果たしてきた。式典が新たな出発点であると同時に未来へ続く絆をより深める機会となることを願っております」、佐伯教育長は「宗谷保育所の大きな節目であり次の100年へのスタート。子どもたちの夢と希望を大きく育てる場であり続けると共に、希望溢れるの地域の拠点になることを願っております」などと祝辞を述べた。
 徳田晃一園長は「半世紀に亘り地域の子育て支援の拠点で歩んできたのは、皆様の温かい支援と協力の賜物と心より感謝を申し上げます。これまでの歴史を大切に、時代の変化に対応した保育のあり方を追求し、子どもたちが健やかに成長できる環境づくりに専念して行きたい」などと挨拶した。
 このあと、歴代園長3人に感謝状が贈呈され、個人や企業からの寄付を受け購入した遊具一式の目録を市に寄贈した。
 式典後に行われた祝賀会では、萬金理美父母会長の乾杯の音頭で祝宴に入り、ソーランスクール〝ルミナス〟のソーラン演舞などの余興があり、宴席では思い出を振り返っていた。