中田会頭 ６期目に　商工会議所　副会頭に中場、石塚、大池氏

　稚内商工会議所の第１５３回議員総会は４日夕、サフィールホテル稚内で開かれ、新会頭に中田伸也氏（６６）を選任した。中田会頭は令和１０年１０月３１日までの間、経済界代表として稚内経済の発展を担うことになった。
　中田氏は２０１０年１１月１日、父豊彦氏に次ぎ親子二代に亘る会頭職に就任。６期目というのは稚内商議所としてこれまでで瀬戸常蔵氏に次ぎ二番目に長く、とりわけ５期任期中はコロナ禍の中、閉塞感に包まれた稚内経済の立て直しと攻めの施策に取り組んだ。
　工藤市長と共に二人三脚で市の経済再生に取り組み、余人には代えられないという議員総意のもと選任された。
　６期１８年の間、副会頭を務めた今村光壹氏（７６）は勇退し、新たに常議員（２０人）に就任した。
　今村氏に替る副会頭にはユーラスエナジーホールディングス国内電源開発ユニット理事の大池一治氏（６２）が就任。中場直見（６６）（宗谷バス社長）＝３期目、石塚英資（６５）（石塚建設興業社長）＝２期目＝の両氏は副会頭職留任。達英二専務理事（７３）も再任された。

「常議員と監事」
　新たに選任された常議員（２０人）と監事（２人）。
　▽常議員　今村光壹（新・稚内とみおか商店会理事長）、菅原耕（瀬戸漁業社長）、富田伸司（富田組社長）、中陳憲一（中央水産会長）、風無成一（日東水産社長）、坂原勇次（米倉水産社長）、高木茂樹（新・稚内製綱社長）、増田雅俊（稚内信金理事長）、飯﨑仁一（北武建設会長）、奈良満（宗谷漁協代表理事組合長）、高橋淳一（稚内衛生公社社長）、根井敬（そうべい社長）、岡田直行（稚内漁協代表理事組合長）、藤田隆明（藤建設社長）、村尾忠英（北洋銀行稚内支店長）、藤井雅俊（北海道銀行稚内支店長）、佐々木正人（稚内港湾施設社長）、一橋明（北宗谷農協常務理事）、蔦井宏典（ハートランドフェリー社長）、山田庸徳（国境社長）▽監事　野原善紀（新・チスイ社長）、久手剛（新・北海自工社長）

「万感の思いながらエール送る　今村前副会頭の退任挨拶」

　議員総会後に開かれた懇親会では副会頭職を勇退した今村光壹氏が「すっぱり首になった今村でございます。１８年という在職期間でしたが改めてよく務めてきた」と万感の思いを述べた上で「この先は厳しい時代になる。乗り越えるために商工会議所はなくてはならず皆さんの知恵を結集し難関を突破していただきたい」などと新しく選任された執行部・議員・職員にエールを送っていた。