時の話題 「歯の健康」
歯は人など動物にとって欠かせない。食べるのに欠かせないからだが若いうちの暴食が祟り歯周病で失うケースが多い。筆者は50代前半で上・下とも義歯にした。
80歳まで自らの歯を20本保つ8020運動が提唱され30年以上経とうか。80歳まで生きるかは別にし満足な食生活を保つには全28本中(親知らず含めると32本)20本以上自分の歯があるのが望ましいという国の健康施策の一つであり、長生きしている人達にほぼ共通している。
歯を失う一番の要因は歯周病(シソーノーロー)で歯を支える根元の歯槽骨が融けてしまい見た目に健康な歯を抜くしかない状況に追い込まれ周りに伝染するかのように次々と歯周病に罹り挙げ句の果てに筆者のように総入れ歯という憂き目を会ってしまう。
しかし総入れ歯といえど生き死にまで及ばず、歯を外したり装着したりする面倒臭さはあるものの、それなりの食生活は維持されるが、「自分の歯であれば」と後悔することがある。
歯周病予防には朝晩行う歯磨きが欠かせずプラーク(歯垢)のないよう保つのと、3カ月~半年に一度の歯科医院での定期健診が必要になる。
歯ばかりでなく失ってしまえば有難みが分かるもので、詳しく中味に触れないものの、後悔先に立たずと悔やんでいる方がおられるだろう。
歯周病菌は糖尿病を悪化させ心疾患を引き起こす事もあるので留意し健康な老後を送っていただきたい。そういう意味では総入れ歯の筆者に健康な老後がないということかな。


