読者コーナー
先日の訂正版です。
稚内市の令和6年度の決算書が公表されました。実質公債費比率は10・8%。北見市の新庁舎開庁時の令和3年は10・3%です。稚内市は北見市よりもかなり悪いといえます。
ただいま地方債の事業別年度ごと償還額を情報公開請求中です。稚内市役所建設時の利用した公共施設等適正管理推進事業債(地方債)は事業費の9割の借入を認める事業債です。9割の補助ではありません。償還は5年据え置き25年償還まではわかりました。実質公債費比率にカウントされるのは5年後からです。何の意図で5年据え置きにしたのか質さなければならないと思っています。2万9千人の財政規模から支払いを始めないで5年後の2万5千人の財政規模から支払いを始めるなど将来負担に追い打ちをかけるような自治体経営では近い将来にっちもさっちも立ち行かなくなる。実質公債費比率は18%を超えると地方債の発行が認められなくなります。30年規模で公共施設の建て替えが難しくなります。旧全日空ホテルの借金をかかえた平成23年度の実質公債費比率は17・6%でした。令和6年財政調整基金(現預金)10億9000万円です。市立病院は今年度、昨年度以上の赤字となります。今年中に財政健全化宣言を出さなければ2年後北見と同じ状況になりそうです。
(佐々木政美)


