パーチで初ライブ 和心ブラ ザーズ 奈良海翔君参加し

 和楽器のプロ演奏集団「和心ブラザーズ」津軽三味線奏者の奈良海翔君(16)=稚高2年=がメンバー2人と共に14日夜、アーケード街の民泊パーチで初ライブを行い、会場いっぱいに集まった30人以上のファンを魅了した。
 昨年9月に和心ブラザーズのメンバーに加入した奈良君は今回、所属会社「エゾミュージック」(札幌)代表の新田昌弘さん(41)と、和太鼓奏者しんたさん(40)と3人で、新田さんオリジナル曲の「風花」はじめ、「ソーラン節」、「じょんから節」など東北の民謡を中心に10曲余りを一時間ほど演奏した。
 和心ブラザーズとして初ライブを終えた奈良君は「緊張したけど楽しかったです。これからも頑張っていきたい」と興奮気味に話し奈良君を新メンバーに迎えたことに新田さんは「今は若い人で津軽三味線を演奏している人は少ない。その中でも奈良君は可能性がある」と期待を寄せ、和心ブラザーズとしては「今年から来年にかけて結成20年目のライブを行うので奈良君にも参加してほしい」と話していた。
 ライブを初めて見た女性は「3人の演奏がカッコ良かった」と満足していた。