建設業の未来向け意見交換 稚内開建と稚内建設協会

 稚内開建と稚内建設協会は13日、稚内地方合同庁舎で公共事業の諸課題に関して意見交換した。
 巖倉開建部長は「食とエネルギーの安定確保が我が国にとって重要だとされる中、北海道の果たす役割は大きい。社会環境が変化し担い手不足など年々重みを増しているが、これを乗り越え建設業が力を十分に発揮できるよう官民一体となり知恵を絞っていかなければなりません」と挨拶した。
 続いて富田建設協会長は、道から公表された地震・津波被害想定に触れ「非常に恐ろしい想定で災害の少ない地域だったが、今後は対策をしっかりして行かなければならないと再認識した」などとし建設業の一番の課題は担い手不足である中、宗谷建設青年会による出前授業など行われているとし「人口減少、少子高齢化など地域の将来像が見えにくくなってきている。人がいないことには企業存続はなく、今後も担い手確保に力を入れたい」などと挨拶した。
 このあと、工事書類簡素化のポイント、建設業法等の改正、北海道開発局コンプライアンス推進計画などについて意見を交わした。